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櫛田 浩平
Analytica Chimica Acta, 183, p.225 - 230, 1986/00
被引用回数:5 パーセンタイル:33.1(Chemistry, Analytical)リチウム同位対比の測定は、トリチウム製造研究におけるトリチウム生成量評価法のひとつであるリチウム-6燃焼率測定において必要となる。原子吸光光度法による測定法は、質量分析法において問題となる分別蒸留が起こらず、試料調整が容易であり、測定時間が短い等の利点がある。従来行われて来た吸光度比法は、溶液中のリチウム濃度に影響を受ける欠点があった。その影響を消去するため、極限吸光度比を利用する方法を開発した。本法では、試料溶液中のリチウム濃度を知らなくても同位対比が測定できる利点がある。本法により、濃度0.01mol/m Liの試料を、Li比0~100%の範囲で同位体測定ができる。測定誤差は0.7% Li と評価された。また、本法により天然組成およびLi高濃縮リチウム試料を比較的良い精度で測定できた。